トップ > GALLERY-作品一覧- > ウルトラマン京うちわ(阿以波図)

箱を開けば漂ってくる上品な香り
宮廷献上品がルーツの「京うちわ」

使用された骨の数は120以上
竹台付きの優美な“飾りうちわ”

「京うちわ」のはじまりは1300年代から1400年代の南北朝時代。日本にもたらされた朝鮮団扇が京都で根付き、宮廷に献上される「御所うちわ」として愛用されたのが最初だ。大きな特徴は、うちわ面と柄を別々に作り、後から取り付ける「挿し柄」にある。柄の部分に漆や金彩を施すなど、優美で味わい深い一級品として愛された。

「京うちわ」が庶民に定着したのは江戸時代のこと。「ウルトラマンうちわ」を製作した株式会社「阿以波(あいば)」が京都で創業したのも元禄2年(1689年)で、なんと300年以上もの歴史を誇るという。

現在、10代目「饗庭長兵衛」氏が店主を務める阿以波は、京うちわの製作技術を持つ唯一のうちわ専門店だ。京うちわの伝統を守るべく、新たなうちわ文化の発信にも努めている。円谷キャラとのコラボはその“新たなうちわ文化”のひとつ。うちわを製作した10代目「饗庭長兵衛」氏は目を輝かせる。

「1960年生まれの私にとって、ウルトラマンは強い思い入れのあるキャラクターです。小学校に上がって初めてTVにかじりついた作品がウルトラマンでしたし、親になり、社会の波と闘っていた時期もウルトラマンガイアに励まされました。子供といっしょにガイアを楽しみながら、主題歌の“ぎりぎりまで頑張って……” の歌詞に元気づけられたものです。だからこそ、自分の脳裏に刻まれたウルトラマンが表現できれば……。そして、そんな作品を傍らに置いていただける方と出逢えればと思い、製作いたしました」

「ウルトラマンが好きな人、ウルトラセブンが好きな人
そして“京うちわ”の好きな人へ……」
(饗庭長兵衛氏)

京うちわは、用途によって「片透かし」「両透かし」と呼ばれる製造方法に分類される。実用的な「片透かし」は、うちわ面の片方にだけ和紙を貼って涼をとるもの。飾り専門に使用される「両透かし」は、骨の部分を完全に露出させることで細工を際立たせるものだ。「ウルトラマンうちわ」は「両透かし」で製作されており、饗庭氏が描くキャラクターたちが大胆にあしらわれている。

「永く可愛がって欲しいとの思いもあり、色褪せにくい漆紙と、プラチナ箔を使用しました」

そのほか、越中・八尾の手すき楮(こうぞ)紙を使用したり、柄の部分には栂材を用いるなど、純国産の素材にもこだわっている。図案にしても、実線がなく、絵柄で見せるというよりは色彩で魅せる粋な計らいだ。

「洋の設えに取り込んでいただくと、少しおしゃれに飾れるかと思います。もちろん和室でもしっくりきます。立てても壁面に掛けても大丈夫。額やアクリル台等、ご相談いただければ色々とご提案出来ると思います」

プロダクトには、アロマオイルと香料を配合した、阿以波オリジナルの香料も付属。箱を開くと、深緑の森の中にたたずんでいるかのような、澄んだ香りが楽しめる。目で楽しむだけではなく、大きさによる存在感や香りの楽しみもあるというわけだ。

「1966年以来、各世代にヒーローを生み出し続けているウルトラシリーズ。各々の年代でヒーローに励まされ、共感している方も多いと思います。そんな“勇気の印”をお傍に置いてやっていただければ幸せです」

  • 右側の角度から見たバルタン星人を、ウルトラマンと対になる位置に配置。うちわの骨を挟み込むようにして、そのシルエットを表現している。藍色のモノトーンはウルトラマンを際立たせる演出でありつつ、“和”を感じさせる色合いだ。

  • ウルトラセブンに関係するキャラクターとして構図に加えられたカプセル怪獣「ウインダム」。シルエットだけで表現するのが難しいキャラクターだが、切り絵を得意とする阿以波は、ひと目でそれと分かる姿で難なく図案化している。

  • 京うちわの特徴である柄の部分には漆の細工が施されている。またプロダクトには、京うちわとともに歴史を歩んできた伝統の竹台も付属。京うちわのデザインの一部になるよう、表面の模様や受け手の部分がていねいに仕上げられている。

ウルトラマン京うちわ(阿以波図)

商品コード
クリエイター 阿以波
定価
価格 86,400 円(税込)
注文受付期間
配送予定
備考 ご入金確認後7〜10営業日で発送
数量
  • 株式会社阿以波

  • 饗庭長兵衛プロフィール
  • 1960 京都にて出生
  • 1998 通商産業大臣奨励賞 受賞
  • 2001 十代長兵衛を襲名
  •     京都高島屋にて個展
  • 2010 京都高島屋にて十代饗庭長兵衛個展
  • 2012 近畿経済産業局局長賞 受賞
  • 2014 福山天満屋にて十代饗庭長兵衛個展
  • http://www.kyo-aiba.jp/

ページトップへ