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ウルトラ木魚type-S ウルトラ木魚type-S ウルトラ木魚type-S ウルトラ木魚type-S ウルトラ木魚type-S ウルトラ木魚type-S
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倒されていった怪獣たちに想いを寄せて……
楠の香りと手彫り感に息を呑む“本物”の木魚

このプロダクトは、ウルトラマンに倒されてきた
怪獣たちを愛する皆さんの元にお届けしたいですね。
(クリエイター 都築数明)

正面からの見た目は我々のよく知る木魚と同じ形状だが、横から見ると、ウルトラマンの横顔が背中合わせにされていることが分かる。「ウルトラ木魚type-F」が正面を意味する「フロント」であるのに対し、「type-S」は横からの見た目に重点を置いた「サイド」モデルだ。

都築数明氏は本プロダクトの企画段階に想いを馳せる。

「ウルトラマンの第35話『怪獣墓場』で行われている怪獣供養のシーンを見て、その場面を表現する物が作れないかと考えました」

「怪獣墓場」は実相寺監督が演出を務め、1979年に公開された劇場版「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」にも盛り込まれたエピソードだ。鎮魂の想いを怪獣シーボーズに託した名作だけに、「三河仏壇」の職人でもある都築氏の琴線に触れたに違いない。

プロダクト・デザインはtype-Fよりも独創的。一見、ウルトラマンに見えないところがおもしろい。その一方で、胸のカラータイマーを模した座布団や、印象深い模様をイメージした赤いライン、科学特捜隊のマークを取り入れた 棓(ばい)など、随所にウルトラマンの意匠が取り込まれている。

「今まで遊んだ玩具との、最後のお別れの時にでも“ポクポク”してもらえたら最高です。たくさん遊んで、少し傷んできた怪獣のフィギュアと一緒に飾るとグッときますよ」

オススメのディスプレイ方法について、そう語ってくれた都築氏。だが本プロダクトの真の魅力は、遊び心あるデザインだけではなかった。

ただのキャラクターアイテムにあらず
職人が魂を込めた、純国産の一級品

「日本に数人しかいなくなってしまった木魚職人さんが、ひとつずつ手作りで製作しています。形もすばらしいのですが、木魚自体の音も聞いて欲しいですね」

普段の生活では縁遠いことではあるが、実は国産木魚は消滅の危機に立たされている。原因は、入手困難になってしまった良木と職人不足。国内では良木の調達が難しくなり、現在では中国産の木魚が市場で勢力を伸ばしているのだ。また材料を確保しても、その製造過程において、乾燥期間に数年を要する木魚製作はなにかとハードルが高い。残念ながら職人不足も理解できる。

しかし都築氏は純国産を諦めなかった。それは木目の向きや位置にまでこだわる職人に惚れ込んでいたからである。type-S側面の木目にご注目を。輪郭に沿うようにして走る何重もの木目がお分かり頂けるはずだ。これが純国産木魚の美しさの秘密である。

「今まで倒してきた怪獣は本当に悪かったのか? 疑問をもって怪獣たちの供養をした第35話の精神は、海外では類を見ないヒーロー像だと思います。これからも日本の文化や伝統などを作中に取り入れていただけると嬉しいですね」

「ウルトラマン」第35話「怪獣墓場」をそのように解釈し、これからの円谷プロ作品に同様の期待を込める都築氏。戦いが終われば相手を憎まない……日本人の弔いの精神を描き、今回のプロダクトにも結び付いた、あのエピソードの放送からすでに50年。半世紀を過ぎて邂逅した想いが紡ぐ「ウルトラ木魚type-S」に運命を感じざるを得ない。

  • type-Sの正しい向きは、赤いラインが真正面に来るこの角度。木目が下から上へと広がるように美しい弧を描いている。またtype-S本体のデザインに合わせ、座布団の白い模様もtype-Fとは異なるものになっている。

  • type-Sはウルトラマンの横顔を左右に並べた「サイド」モデルだ。こうして左半分に注目すると、そのデザインの意図がよく分かる。あっさりと記号化したデザインであるためか、ウルトラマンの表情がとても穏やかだ。

  • 木魚中央にある波模様の彫刻は、通常の木魚によく見られるデザインである。木魚に決まったデザインはないが定番は存在するのだ。

  • 木魚としてはこの位置が正位置となる。波模様と煩悩の玉、ウルトラマンの目に見立てた円など、木魚の定番の模様が、うまくウルトラマンの横顔に落とし込まれている。都築氏もその共通点に着目したのだ。

  • 一定の拍子を取るための仏具「棓(ばい)」はtype-Fと共通のデザイン。握りの部分にあしらわれた科学特捜隊マークの掘りは、刃の入れ方の違いにより各作品ごとで異なる。これぞハンドメイド。

ウルトラ木魚type-S

商品コード
クリエイター クロート・クリエイション
定価
価格 91,800 円(税込)
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備考 ご入金確認後7〜10営業日で発送
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  • 都築数明

  • 1971年愛知県幸田町生まれ。
  • 国指定の伝統的工芸品「三河仏壇」の職人(組立師)であり、デザイナー。
  • 伝統技法を使ったアート性の高いプロダクトを製造、発信しています。
  • 最近は伝統的な職人の技術を活用したユニークな商品をプロデュースしています。
  • 名古屋芸術大学非常勤講師。
  • 独自ブランド「クロート・クリエイション」代表
  • http://www.kuro-t.jp/
  • クロート・クリエイション

  • 歴史×職人×流行を掛け合わせて、ストーリー性の高いプロダクトをプロデュースします。
  • 日本には「渡りと景」の組み合わせで物を作ってきました。
  • 渡りは使いやすさ、機能の事、景は見た目、デザインを意味します。
  • 使いやすくユニークな物のベストミックスを追求することで「用の美」と言われる日本の美術工芸が生まれてきました。
  • クロート・クリエイションが目指すのは伝統的な美意識の「渡りと景」にポップカルチャー等の新しい日本文化を組み合わせて作る「極クール・ジャパン」の物づくりです。
  • そして一番大切なのは伝統技術の継承は活用する事です。
  • ユニークな組み合わせで職人自体にスポットがあたるサポートをいたします。
  • http://www.kuro-t.jp/

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